福島では、明治41年に開通した「路面電車」が主要な交通でした。
現在だと、福島駅に新幹線、東北本線があり、阿武隈急行が伊達市方面をカバーする形となっています。
でも、調べてみると路面電車は全線で32キロにもなる大きな交通手段となっていました。
いわゆる鉄道が好きな方、特に「廃線」を追いかけるマニアの方が喜びそうな内容だなぁ、って思っておりました。
じゃ、残っているものを探してみよう、って思ったのですが・・・
あんまり残っていないなぁ、っていうのが感想でした。
〇飯坂線のほうから、伊達市のほうに向かってくる「長岡の分岐」
〇長岡の分岐から国道4号線を渡す「架道橋」
〇阿武隈川を渡る現在は、歩行者専用となった「旧伊達橋」
〇保原のバスセンター その前にある「駅前食堂」
〇霊山の町にある「掛田駅」
このくらいしか見当たらなかったんです。
そこでまず掛田駅へ

あら?、なんかネットで見ていた建物と違う・・・
思わず福島交通に問い合わせをしたら、「現在改修工事中。曾根田の駅のように古いイメージを残しつつ、改修を行っているので楽しみにしていて」との回答が・・・よかった。
わかりやすいところで、国道4号を超える架道橋と旧伊達橋を見に行こう!と思ったが、自動車の伊達橋は通行止め。歩行者はいいのか?って疑問が。
行ってダメならそれまでだ、と思って行ってみたら、歩行者自転車は問題なし。

伊達橋は、歩行者、自転車は通行できます。
でも、ただでさえ狭い橋であるにも関わらず、かつては路面電車と人が歩いていた橋だったわけで、この狭い幅を通過できる電車だったのか?と思いながら、国道4号の架道橋にむかうと
うわ、もっと細い!って思えるような幅です。
ここを路面電車が走っていたのか?

狭さを見やすくするために、自分の自転車を置いて写真を撮ります。

自転車の長さ分しかありませんね。
もう少し調べると、電車の幅は最大で1676ミリまでだったそうです。
もっと細かい話は、市役所のホームページ(クリックしてね)に書かれていました。
コースとして走るなら、福島から飯坂線に沿って走って、長岡あたりで右折。
分岐を通過して架道橋をわたり保原の駅前食堂へ。霊山に向かって掛田駅・・・
いま分かるコースはこんな感じかも。